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用例:グループワーキングの留意点について

1. 奇数数(お気に入りのペアをつくって議論への積極的参加を阻む可能性があるので、偶数数は可能な限り避けるのです)でつくった討議グループにおける発表者(リーダー)は、講師の側からの投げかけとしては、基本的に立候補制であることを明確に受講者に伝えます。立候補者が出ないグループがあれば、そのときはグループ内の推薦制とします。

2. 参加者全員に、発言者の発言内容の大切なところを積極的に汲み取るための、メモを用意する旨伝えます。そして、その際、気をつけるべきは、すべての発言を書きとろうと努力する参加者もいますので、それを許してしまうと、自分の考えをまとめる余力を失うのは必然ですので、そのようなメモのとり方はさせないように指導致します。あくまで要点を汲み取ることを目標とする旨、明確に参加者に伝えるのが、当社の考えるグループワークの基本的あり方です。他の発言者の要旨をメモさせることで、ご自身の発言内容を整理し、深めることに繋がりますので、メモ書きはたいへん有用な手段であることを認識していただくのです。

3. 言語習得においては、まずペアワーク⇒グループワーク⇒グループメンバーの入れ替えを基調とすることが多いのですが、それは、言語学習においては、出来るだけ異なったメンバーと対話させることが有効な要素だと考えられているからです。当然のことですが、企業研修におけるグループワークのありかたは、言語習得のそれとは趣を異にします。企業研修においては、グループの入れ替えは、時間を浪費させるだけであり、入れ替えるだけの意味がないだけでなく、議論を薄め、獲得事項を拡散させる可能性が高いのです。また、ペアワークは、閉じた議論の基調をつくってしまう確率が高く、企業研修におけるグループワークの場合は避けるべきでことなのです。このような視点をしっかりと認識すれば、企業研修におけるice-breakingはあくまでグループワークの形態でなし得ることが望ましいと考えます。